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10th Album Concertante

(KPCD-010)

数あるLatteのオリジナル楽曲から、選りすぐりのナンバーに弦楽四重奏団が加わって新たな息吹が感じられる一枚。
確かにこの手のコラボレーションものには、いわゆる「おまけCD」的なセルフカバーアルバムが多いが、結成以来コンスタントにリリースしてきた歴代のCDアルバムと同様、渾身の仕上がりになっている。
アップテンポで軽快なサンバの”Nihctas”(ニクタス)は、弦楽団のソロパートが入ってさらにゴキゲンなナンバーに変身。哀愁ののボサノヴァで人気だった “ため息の出る夜は” が、情熱的なスローバラードにアレンジされるなど、全く新しい解釈のもとに生まれ変わった楽曲も新鮮で聴き応え十分。
また、このアルバムのために書き下ろされた “Tango Magic” はそのものズバリ、タンゴのリズムに乗せた一曲で、Latteと弦楽が紡ぎだす緊張感あふれるメロディー・ハーモニーの絡み合いとアルゼンチンタンゴのフィーリングが絶妙。
優しいメロディーで定評のあるLatteのバラードは、9枚目の”violet lounge” にもバンドバージョンで収録されている”My Little Anniversary”が、今作ではピアノと弦楽団のみの編成にリアレンジされている。クラシカルで重厚な趣きが聴く人の心に染み渡るバラードに。
Latteをよく聞いているリスナーも、またそうでない人も、この一枚でバンドサウンドからクラシカルなサウンドまで幅広く楽しめる素敵な1枚に仕上がっている。
このアルバムから聴き始めても良し。Latteの過去の作品群から聴くも良し。また双方の聴き比べがリスナーの心をくすぐる、Latteのアルバムラインナップには外せない必聴盤と言えよう。
弦楽四重奏団とのコラボレーションライヴを重ねて来た活動の軌跡が、CDになってここに集結。
この進化し続けるピアノトリオと弦楽の織りなす楽曲達は、もはや既成のジャンル分けや、枠組みではくくれない新しい境地に達したと言えよう。

<収録曲>
1.Nihctas (ニクタス) / Sachiko Teranishi
2.Tango Magic / Yuichi Sato
3.ため息の出る夜は / K-ichiro Fujita
4.アンダルシア 2010 / Yuichi Sato
5.Shandy / Sachiko Teranishi
6.Lang-Tang-Boo / K-ichiro Fujita
7.My little Anniversary / Yuichi Sato
8.Trans Ocean Venus / Yuichi Sato

(2010年リリース)

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