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9th Album violet lounge
(KPCD-009)
今度のアルバムは凄い!!
通算9枚目となるこのアルバム凄い!! 一曲目から攻めのゴリゴリフュージョンサウンド”Jungle Jam”でカウンターパンチを食らわせるかと思いきや、爽やかなFast Bossaナンバー”Errand of Marcy”でクールダウン。
Latte流に料理されたラグタイムナンバー”Mr.Ariaky”では、古き良きアメリカ南部を連想させるノスタルジックな雰囲気を醸し出したり、今回のアルバムのタイトル曲にもなった”violet lounge”は、過去の作品にありそうでなかったオーソドックスな王道Jazzバラードのスタイルを踏襲しつつも、アーバンな雰囲気の落ち着いた一曲に。
もちろん、Latteといえば忘れてはならないお得意のラテンナンバーも健在。今回もパーカッションをふんだんに使用した”韋駄天”で見せつける南国リズムの高揚感はまさにLatteの真骨頂。
そして今作品の締めくくりは”Orange Grass”。アメリカ西海岸の乾いた空気、広い大地を連想させるいわゆる「ウエストコーストAOR」的なゆったりとした一曲で、物語はエピローグへ。
アルバム全体を通して物語がスムーズかつゴージャスに流れる仕上がり。
長い活動期間を経て熟成されたバンドではあるが、ここへ来て一体感が増し、さらにタイトになった、という印象。
Jazzをベースにしたピアノトリオでありながら、様々なジャンルに挑戦し、リスナーを飽きさせることのない一貫したサウンドメイキングが、いい意味で聞き手を裏切る意欲的な作品に仕上がった理由なのかもしれない。
<収録曲>
1.Jungle Jam
2.Errand of Marcy
3.pleasant room
4.Mr. Ariaky
5.violet lounge
6.颯 ~ sou
7.BANK! (バンク!)
8.韋駄天
9.Orange Grass
(2010年リリース)